介護事業への想い

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当社の介護事業参入のきっかけは私にとって運命でした。

その必然とは代表の私の個人的体験からでした。
私の亡き義父(つまり妻のお父様)は50代という年齢で若年性のパーキンソン病を患い、
まだ当時は医療では数年で薬の効きも悪くなり、手足の震えや筋力の低下に伴って歩行困難や食事も飲み込みにくくなります。

そして、ある日事件は起こりました。おそらくトイレに行って部屋に戻る時でしょう。玄関前で義父は躓いて転んでしまいました。
しかも上半身は玄関の土間に落ちたまま。なんと父はその日家族が帰ってくるまでの間、数時間もその姿勢のままでひたすら待たざるを得ませんでした。

その頃はまだ介護保険がやっと始まったばかり。バリアフリーという言葉も当たり前の時代ではありませんでした。
とはいえ、私はその話を聞いた時、何もしてあげられなかった自分が本当に情けなくなりました。

実はずっと前から手すりを付けてあげいと思っていたのです。しかし、素人の自分が付けて安全なのか?
それで大怪我してしまったら、と思っているうちに事件が起きてしまいました。

一方で当時はリフォーム屋さんという商売もまだ怪しげなものばかり。また工務店に頼むには仕事が小さすぎて気が引ける。
では一体どこに頼むべきか(頼めるのか)すら良く分からない時代だったのです。

そんな忸怩たる思いを抱え、いつか福祉を変えていく仕事がしたいと模索していた時、一つの偶然が起こったのです。
知人に福祉事業の相談を出来る人を紹介してもらうことになり、お会いして色々とお話を聞く中で話題に出たのが、
ファーストリフォームという事業だったのです。

まだ内々の話として半年後位にとある介護に関わる事業を始めるから良かったらあなたも参加してみませんか?とお話を頂いたのです。
実は偶然にもその事業とはファーストリフォームだったのです。そして時の方というのが、
ファーストリフォームの母体であるマツ六株式会社東京支店支社長だったのです。
そして「是非!」とういことで、本当にその話は半年ほど経つ頃に実現しました。

一つの後悔と反省という強い【想い】、そしてその【想い】が導いた一つの偶然。
それがファーストリフォームとの関わりの始めであり、私の【想い】の体現となりました。
そして起ち上げ間もない頃からファーストリフォームに参加して丸10年が過ぎました。

これからもファーストリフォームおよびリフォームに携わる業者様のお力をお借りして、
当社がこれから15年、20年と全国のエンドユーザー様に喜んで頂けるような会社であり続けたいと【想って】おります。